真白き富士の根
♪真白き~富士の根~緑の江ノ島~仰ぎ見るも~今は涙、、、、。
この頃の寒さで真っ白になった富士を見て、ふとこんな歌を口ずさんだ。

逗子開成中学校の生徒12人を乗せたボートが転覆し、
全員が死亡した事件を歌った明治43年に作詞作曲された歌謡曲との事。

歌謡曲という感じはしなくて唱歌だとばかり思っていた。
朝から夕方迄ずっと青空よりも更に真っ青な富士山を見ながら

海岸を少し歩いたが、夕方の海は散歩をする人もいない。
今日は寒さが厳しく、何時も海岸を午前7時頃に犬を連れて散歩をする人、

二人ずれで散歩をしていた人達も、真冬の洋服をしっかり着込んで
歩いていたと近所の方に聞いた。

朝、晩に冷たい海へ仕事に出る漁師さんは、立派だと感心しながら
「漁師さん、頑張って下さいね、美味しい魚貝をとってね!」

心の中で激励し、感謝をしている。たまに我家に来てくださる漁師さんもいる。
カモメだけは、キーキーと賑やかな鳴き声で海にもぐったり

青空を飛び回り、寒さに強く元気なカモメ。しかし姿は美しいが、
肉食性が強くて荒々しく巨悪な面を持っている。

それでも、カモメの飛ぶ姿は一抹の寂しさを思わせるので嫌いではない。