孤独な日々
霜月も下旬になったばかりだというのに、この冷え込みは師走並み。
台所、お掃除等をしている為か、既に手がかさかさになり、

じっと自分の手を見て、そろそろ手入れをしなければと今頃気付き、
この家に来る前は、赤ちゃんのような柔らかな手をしていた事を思い、

お手伝いさんのような生活を振り返り、惨めな感じがした。
昨日は、立派な方にお会いし、色々な事を教えて頂き勉強になった。

この寒い朝に、昨夜、帰宅した主人は、午前5時に新調した背広を着て
「今夜、帰る!」一言だけ私に告げて、我家を出て行った。

昨夜、彼が目覚まし時計を4時半にセットしてあったので、
私は、一睡も眠らずに起きていた。

この人に怒るのは逆効果だと思い、「気をつけて行ってしゃっしゃい!」
彼を見送った。その後、睡魔が襲い、3時間くらい眠ったと思う。

次女が、何もお料理を作らないので「おうどん」を作る為に出汁をとり、
お野菜や蒲鉾、卵等を入れた物を出すと子供のように食べていた。

何も幸福が見つかる素材がない家庭生活を過し、少し疲れた自分に気付いた。
長い人生だもの、良い時も悪い時も有る。今のように寒い日が有れば

きっと晴れて暖かい日もくる。私の心がけ次第で変わるかも知れない。
今迄も、孤独に負けた事はなかった。孤独な人は世にもっと沢山居る。

編集 十六夜 : 具沢山のおうどん 美味しそうですね。体の芯から温まりそう。。 ^^