傘雲
電気自転車を飛ばし買物に行って来た。スーパー内は、主婦達で混みあい
「明日は雨で買物に来られないわね!」等と言った会話が所々で聞えた。

私も、次女が夕食、入浴を済ませた後、再び病院へ深夜勤に行くため
少し纏め買いをしなければ間に合わない。

主人が居なくて呑びりできる筈が全く休む暇がない。
彼女に生活を合わせている為、夜は遅く眠る日が多く、寝不足気味になっている。

主人が居れば、寝不足の時は、交代で昼寝をできるが、今はそんな暇もない。
今日は、小雨程度の天候だったが、富士山の上に傘雲が掛かっていた。

傘雲が掛かれば雨が降る確率は高く、自然は正直だとつくづく思った。
桜並木を通った時、蝉が一匹亡くなっていた姿を見て、短い期間を精一杯生き、

死に場所も選ばず堂々と自らの屍(しかばね)をさらし、
最期は、人間によって枯れ葉と一緒にゴミに捨てられてしまう蝉。

何とか、土に帰って貰いたいと願うばかりである。
あの夏の日も終わり、今は、時節が秋に変われば虫の音が聞え、

季節の移り行く早さに驚きながら、生物の命も人の命も儚いものと
手仕事をしながら、物思いにふけっている。