人は寂しがりや
日差しの少ない、曇り時々雨という日が続き、洗濯物が乾かず困っていた。
主人と二人で暮していた時は、梅雨時でも困らなかったが、

次女が戻ってから、洗濯物の数が多く、三日に一度でも晴れて欲しい、
毎日、そんな事を願っていた。

乾燥機が有っても滅多に使用しない為、狭い洗面所は洗濯物の山。
幸い、今日は、昼前から薄日が差していた事を見計らい

急いで薄日差す中、洗濯物を干し、風に揺れている光景を見て
助かったわ! 喜んでしまった。

早く梅雨明けして貰いたいと思うが、梅雨明けすれば酷暑がやってくる。
人間は、我儘だから、夏が来れば暑い暑いと口に出し、

梅雨明けしない鬱陶しい雨降りが続けば、早く梅雨明けして貰いたいと
口に出してしまう。

しかし、夢中で生きている人は、天候の事等、気にしないと思う。
その時、その時を夢中で生きていれば、汗をかいても我慢して生活している。

人に出会った時、「暑いですね!」と言われれば、挨拶代わりに同じ言葉を使う。
人間は寂しがりで、誰かと関りを持たなければ生きてはいけない。