道真三昧
 ここ最近、毎日道真のことを考えて過ごしています。
 考えたくないのに。

 道真ってのは彼氏でも親でも何でもなく、平安時代の漢詩人で学問の神様として崇められている 菅原道真のことです。
 寝ても覚めても、考えなくちゃならないのは道真のことばかり。

 少年のころは、どんな気持ちで漢詩を作っていたのか。
 出仕しだしてからは、どういう詩風で文壇に居たのか。
 讃岐へ左遷された前後は、どんな気持ちで作詩していたのか。
 帰京後の栄達そして転落の時期を通して、道真が後に伝えられたようには宇多帝に恨みを抱くことはなかったのだと彼の漢詩のみから読み取れるか。
 また、大宰府左遷後に詠んだ漢詩から彼の朝廷(ひいては帝)への想いがどう読み取れるか。

 うわぁ。もう厭だ。これ飽きた。
 なんて言いながらも如何して同じ題材を論文に選んでしまうんだろう、僕は。