自爆
 少し離れた処迄買い物に行こうと自転車を引き出して出掛けてきた。
 信号待ちしていた時妙に自転車のハンドルの錆びが気になって、マンションの自転車置き場に放置していたのが悪かったのだろうかと思い、「大丈夫かなぁ、この自転車。」といいつつ自転車を眺めていたら側を妙な顔で僕を見ながら中年男性が通り過ぎて行った。
 僕の独り言を確り聞いてしまったらしきその男性をよく見たら顔見知りの先生だった…。

 前も同じ先生に通りすがりに独り言を聞かれてしまった事を思い出した。
 自転車は大丈夫。でも僕は大丈夫じゃ無いっぽい。