語らないで
 家持は鬱々の中にも光を求めていたのかなと思った新春の午後、誰かについての陰口を延々と小声で語るお嬢さんに遭遇。
 聞けば聞く程更に胃が痛くなる。

 如何してあんなに細かい事で他人の全人生を否定してしまえるんだろうか…。
 理解しようと思考を巡らす余裕は無い。