でも
 「でも」「だって」は、あなたを無力にする邪気の呪文。
 -中谷彰宏-

 逆接で会話を始めがちになってしまっている。
 「でも、この表は僕が作成したもので良いのでは無いですか。」「だけど、其れは以前失敗しましたよ。」「だが、貴方はまだ作業を終えていないのでは?」
 細かい事を謂い過ぎたとは思うが、年下に細かく謂われる程に自分が雑把に仕事をしていると判っているのだろうか。
 僕が謂っているのは口答えでは無く指摘。彼等は僕の年上ではあるけど目上では無い。

 「でも」を年上の野郎共に謂う度に虚しくなる。余計に独りで作業を進めたくなる。