成瀬川土左衛門
 帰り道に「此処から飛降りたら厭な死に方出来るのだろうなぁ」と思い乍黎く透明な川の流れを欄干から見下ろしてました。
 飛降りませんよ、絶対醜く死ぬと判っている場所ですので。
 其処で死んだ水死体さん達を幾人も見てます。
岩に当たったのか所々皮膚が切れ腫れ上がった顔もガスで膨張した身体もしっかり見てしまってますから、其処では怖くて死ねません。
 落ちて行く途中にショック死で死ぬなら兎も角、川床の岩にぶつかってやっと死ぬ様な、いまいち高さの足り無い処で死ぬ気は無いです。

 会場から自宅迄帰るのに一時間掛かりましたよ。一時間、約十分電車に乗っていた時間以外は徒歩。
 疲労困憊。足が、腰が、首が、後頭部が痛いです。