プライドの塊
 六時過ぎに起きて直ぐ思いついた一番好きな言葉を何処かのお嬢さんに、そして一番嫌いな言葉を僕に言ってみた。

 夜中に人の迷惑顧みず電話掛けて来たモトカレさん…誰から電話番号訊いたのか。
 寝惚けた時の僕の声はそんなに機嫌好く聴こえるのかい?
 そんなに媚を含んで聴こえるのか?
 如何して未だに君は僕を「プライドの塊」と言い放つのだ?
 性格が悪いのはお互い様だと思うのだが、何故別れてから何年も経つのに未だに僕を非難するのか?

 お前なんか要ら無い。叫びたい。