諦念
 諦めは肝心。判ってますよ、何時も。

 人と関わるのが亦怖くなりました。
 今は表面上はまだ僕と普通の顔で接してくれているあのお嬢さんが後少しで其の態度を豹変させるのが…其れが怖い。
 今度も彼女は僕が悪いと責めるだろう。今度も全て僕の所為で彼の人が堕ちていくのだと責めるのだろう。
 本当は僕の所為では無いのだと頭の何処かでは判って居ても彼女はそう責めてしまうだろう。
 彼女が後一つ事実を知れば…彼女の態度は変わる。

 いくら望んでも彼女は…。
 今に始まった事では無いのだから、諦めが肝心なのだから…。
 是で四年以上になるのだから好い加減諦めろよ、僕。