卑怯者
 十二時過ぎに掛かってきた電話を切ってからずっと考えて居る。
 電話を切って直ぐ某娘に混乱した状態で電話相談。
 泣き乍「僕のしてる事は卑怯だよね?」と訊いたら、「卑怯者。」と一言だけ言って切られた。

 十二時過ぎの電話の主に僕は僕が喜ぶ事を言われた筈だ。
 僕は僕の事しか考えられ無いのだから。相手の不都合を気遣え無いのだから。
 全て僕の望む方向に向かって居る筈だ。

 朝日が出る迄考える。混乱した思考を整理する。