江戸中期、石畳模様で演じた歌舞伎役者の名が由来 「市松模様」の語源。
 江戸中期、石畳模様で演じた歌舞伎役者の名が由来 「市松模様」の語源。

 「市松模様」。
 その意味は『言語由来辞典』に、「二色の四角形を互い違いに並べた碁盤の目状の格子模様」。
 でわ、その語源を抄訳するに。
 まず「江戸時代中期、歌舞伎役者が舞台で<白と紫の石畳模様>の裃を着用して演じた」。
 
 「その役者の人気ととともに江戸の女性たちの間でも流行」、「役者名=初代・佐野市松の名をとって「市松模様」と呼ばれるようになった」。そういうことか。
 6月6日朝、nhk美の壺は20年11月27日放送の「不朽のデザイン 市松模様」を再放送。

 壺、その一は「繰り返す四角の模様」・・・・縄文の古き時代から現代まで続く意匠。
 壺、その二は「平面を超えて」・・・・・・・江戸切子など新領域でも市松模様。
 壺、その三は「整然から解き放つ」・・・・・京都・東福寺<石畳苔庭苑>。

(いつものように以下、番組案内)
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