「生きづらさを抱える他者に寄り添う寛容さ」 道内配布紙「社説」のキーワード01 220101
「生きづらさを抱える他者に寄り添う寛容さ」 道内配布紙「社説」のキーワード01 220101

 「(他者も自信も)孤独の中に置き去りにしない」の論にくわえ、「生きづらさを抱える他者に寄り添う寛容さ」が提案されている。
  220101「社説 幸せ追い求める心の尊さーともに歩む明日へ(1)」(『北海道新聞』朝刊7面)。詳しくは全体を読むことに。
 注目される、年頭の社説シリーズ。その第一話。

  個人を価値の原点に
 「感染を予防しながら暮らしを組み立てていくことが、今を生きるために必要な条件」
 「(政治のシステムやビジネスの形)取り残され人を放置せず、将来にわたって持続可能な社会を築けるかが問われている」。
 『伝染病から社会を守るための特別の犠牲を、個人の負担に課するような事態を等閑視(おろそかに)することは許されない』
  =1984年、予防接種で子どもを亡くしたり、重い障害を被った親の集団訴訟で東京地裁が国に補償を命じた判決。
 「個人の尊厳を価値の原点とし、生命、自由、幸福追求をたいせつにする憲法の基本原理を重視。
 「個人が生きるための選択肢を確保し、各自の判断が尊重されることが社会の大前提」。「生きづらさを抱える他者に寄り添う寛容さが求められる」。

 民主主義を立て直す
 「(民主主義対専制主義など)『大多数の利益のためなら少数者は制裁を受ける』『独裁は民主主義に資する』という独自の主張を展開する」。

 変わる豊かさの意味
 「(道内の移住者増)豊かな自然と新鮮な食材などは=北海道の大きな魅力」「地元に値を張って仕事を続け、まちに貢献するそんな地域づくりが求められよう」。
 (220101 「社説 幸せ追い求める心の尊さーともに歩む明日へ(1)」 『北海道新聞』朝刊7面)