地域課題その一 191112
 2018年10月。地域の課題探しに取り組みました。私たちがきがついたのは「マチにゴミが多い」、「カラスがゴミ収集場を襲い、散乱させている」、「放置されたゴミ、そのままにされている」。
 目にみえるゴミは美観をそこねる、風で舞う、拾わないだけでなく「ポイ捨てするヒトもいる」。調べてみて、もっと重大なことがあることを知りました。
 散乱したゴミが海洋に流れ出したら収集できない。なかでもポリエステルなどが魚類に吸収されると、こんどは人体に取り込まれて健康被害が発生すること。日本ではともかく、途上国では収集の仕組みつくりも遅れていること。
 そこで三つのプログラムからなる「くしろクリーンプロジェクト <魚のくしろ>を育てる海、世界に発信」としてまとめました。



 1)スポーツGOMI=略称で「スポGOMI」プロフラム。
   A.催行範囲の廃棄物を収集・分別、B.廃棄物種別で得点を競い、参加者コミュニティを創出、C.陸の廃棄物を海につながぬ都市宣言。
 2)釧路短大グリーンプログラム、
   A.キャンパス内のグリーン資源の国勢調査、B.サインと見学導線の計画をつくり自然教育園に、C.枝選定・施肥の計画をつくり開学100年にむけての資産づくりの伝統を提案。
 3)廃棄物を資源にかえる=略称で「ゼロGOMI」プログラム。
   A.キャンパス内の落ち葉を集め腐葉土に、B.腐葉土をキャンパス緑化に活かす過程で、その成分が水産資源涵養に役立つ。C.本学は緑ケ岡公園に水源をもつ旧サルシナイ川の流路に位置、その伏流水は釧路川を経て洋上につながる点から「森里海連環学」の検討対象地。

 1)は「スポGOMI」で「地域コミュニティ創出の中核」を担当、2)は旧サルシナイ流路に自然教育園を創設し<森と緑>に厚みを加え、3)は「森里海連環学」を啓発して<豊かな海づくり>を分担。

 1)~3)をあわせて「<魚のくしろ>を育てる海、世界に発信」に貢献できる。
 ※森里海連環学=「森と川と海、そして人間との深くて密接な連環の解明」が「問題解決の鍵であり糸口」とする。京都大学学際融合教育研究推進センターが提唱。