「みな殺すか」の問いに「他者にする許し」という奇蹟」 ETV「こころの時代」190505
「みな殺すか」の問いに「他者にする許し」という奇蹟」 ETV「こころの時代」190505

「わかり合えないをわかりたい」。タイトルに着目して、60分。漫画家・安彦良和氏出演の番組を視聴。

最後に「ネロ」を作品化。
 “わかりあえない他者”を描くなかで、“みな殺すか”の問い。

 そこに、「他者にする許し」という奇蹟の存在。

 「誰も悪くないんだ」「あなた以上のものに、あなたは従いなさい」。

1947年 北海道紋別郡渚滑村で誕生と紹介。
 一家は開拓農家で、敬虔なクリスチャン家庭。弘前大学で西洋史を専攻、3年生のときに東大紛争で同級生が逮捕された、と。

大谷暢順=京都生まれの日本のフランス文学者の原作を漫画化するなど、変化に富む。

 実家の信仰に西洋史専攻で聖書を読み解く力量を基盤とし、イエスや暴君ネロを題材にした作品が世に出される。