滔々・迫力・落差 阿寒川源流


滔々・迫力・落差 阿寒川源流
 阿寒湖からほとばしる阿寒川の源流部・そういうことにはなるが、正確には阿寒川の大きく膨らんだ部分が阿寒湖の湖面と申すところであろう、が.

 この景観、いまは残念ながらお目にままることができない.
 滔々たる水量、迫力のある落差、ほとばしる水.
 
 松浦武四郞筆「久摺日誌」に登場、この場面.察するに<融雪水>が<ほとばしる>図、か.
 現地に訪問、到着の日は安政5年3月27日か.新暦によみなおすと5月10日に相当.

 連休明け.いまなら湖水の氷をわって遊覧船が就航.刊行シーズンの幕開けを伝える.
 氷.氷上の雪.山並みの融雪.皆いっせいに<水>に転じ、一気に湖面に.

 ほっておけば結氷の時季の大型連休.それもあけて一気に<融解>.
 氷もとけて水位も上昇.その時節の訪問.滔々・迫力・落差の意味.