存在感とゆとり 谷中・上野


存在感とゆとり 谷中・上野、
 東京都台東区谷中七丁目といえば、「谷中霊園」.根岸・千駄ヶ谷・日暮里と囲まれる一帯にあたるそうで.

 一帯は、たいへんな寺マチ.墓園を囲んで寺院が並立.

 墓碑店・茶店・喰い処と甍=イラカを連ねる、谷中ならではの風景.
 根津の駅界わいには、豆腐の老舗がなかった、か.

 おもうに地域の存在感とゆとり.
 墓碑に詣でて、華燭を求め、水の提供をうけて、先祖に詣でる.
 謝意と敬意を表したそののちは、茶に、豆腐に、鮨に、菓子に.鰌ということがあるかも知れない.

 多くの人が一軒家を用意する、あまたのヒトが墓碑をナライの如く建立.
 墓に行は、年に一度か.終わって、そそくさと帰路.
 「四季のみならず、足をはこび、終わって茶・菓子・食事」.それが、ならい・楽しみ・家族の確認.投資が続く、惜しくない<ゆとり>かな.

 「ビルが建つと、谷中でなくなる」「谷中の風情が消えて、谷中でなくなると<ヒト>が足を運ばない」「ヒトが足を運んでくれぬと、ワシらの商いが衰退する」(170210 東京ディープ・谷中 NHKBS3)