「初めと終わりがない」 小笠原


「初めと終わりがない」 小笠原
 NHKBS3の「新日本風土記」.自治医科大出身の派遣医が、診療の合間に気がついた、島民の現実.

 島の女性は妊娠8ヶ月になると、船で島を離れる.産院がないため、出産は島を離れての生活.
 「生まれた子が、船に乗ってようやく島民に」、と.
 島に入院施設がないので、重病患者は島から移り、病院で臨終.

 そこで、「初めと終わりがない」.島に出産と死がない島民の生涯.自宅から診療市設での出産・闘病に転じた、1970年あたりからの現象か、と.

東京~小笠原間定期航路
 東京から1000キロ.小笠綿が話題となるのは、就航の定期船が引退したことに起因か.

 夏秋は台風、冬は低気圧.25時間半の航海は6日ごとに往復.この間に3日ほどの観光が可能とか.

 離島.小笠原の住民は、観光客に「行ってらっしゃーい」と、見送ってくれる、と.

 http://dot.asahi.com/dot/2016061700187.html
 約6日に1度の出港日.2代目・おがさわら丸は1997年に就航、19年で往復回数は1195回、運行距離は約240万キロメートルになり、地球を約60周するほどの距離.