160104 「大正5年の釧路」 No445


160104 「大正5年の釧路」 No445
百年前の北海道東部、釧路の時代の局面.3点にまとめてみます.大正5年は、
 第一に、「雑殻、澱粉等の活況で道内景気回復」
 第二に、「(釧路港の)貿易収支大幅黒字(内地出超3億7千万円)」
 第三に、「根室地方裁判所を移転し、釧路地方裁判所と改称」の、3点.

 第一と第二は、前年にはじまった第一次世界大戦のあおりで、日本が好景気に入っていた時代の余波が、釧路港の外国貿易伸張に現れている点です.第三は、釧路港の伸張を背景に北海道東部の管理機能が、釧路に集積してくる経過を示しています.
 
 大正5年は西暦1916年です.今年は以来、百年.百年前の釧路港を三つの視点で紹介させていただきます.