磐座信仰 いわくらしんこう
 村井康彦著『出雲と大和』(岩波新書)
 それを読んでいると、巨石に神が降臨する信仰、それが出雲系大社の広まりとして波及しているとの展望が示されている.

 そこを辞書で確認する.
 「磐座・磐倉・岩倉(いわくら)とは、古神道における岩に対する信仰のこと。あるいは、信仰の対象となる岩そのもののこと」などの、説明が示されている.

 初めは<石>.石が神々の<依り代=よりしろ>となって尊重されるも、社祠が設けられると<依り代>自体よりも、「信仰の対象は神体から遠のき、神社そのものに移っていったが」との、説明もある.

 こちらの地方では、<石>が<依り代>はあまり聞かず、<石>をふくめてさまさまな<自然崇拝>が、尊重、敬意を表されている、が.