文学碑 原田康子


 文学碑 原田康子 携帯電話のカメラで撮影の写真.

 碑は幣舞公園に設置された.高台の丘にある.丘からは中心街がみえる.

 中心街の先には、湿原がある.その先に、阿寒の秀麗.

 石川栄曜という方は、この景観を「日本三大名都」に「値(あたい)する」と申された.

 「高台から見おろすと/下町には明かりがともっていた」
 「しかし町の明かりの果ては、広い真暗な湿原に呑まれているのだった」.

 碑文は、小説『挽歌』の一節から二カ所.作品発表は、昭和27年.
 
 昭和33年、生物学を専門にする方が地域の博物館報の報文題名に、「湿原」と書いた.

 学舎の方が、『挽歌』を読んでいたかどうかは、知るよしもないが.