ガイド&ガイダンス施設(1)
 ガイド&ガイダンス施設(1) 安芸・宮島。旅の訪問地。行き先はガイドブックか、素人判断か、ボランティアガイドか、プロの案内人、か。



 アプローチ(3)で紹介した「日本三景」標識のあたりで、人力車引きの車屋さんが声をかけている。
 いろいろ聴いてみると、「ガイドブックは、訪問時点の宮島を伝えていません」と、明快。



 見どころははねと、写真撮影の人気スポットの提示を忘れない。
 バリエーションの過程にあって、「そのとき」だけ接することのできる事象の説明は、現地のヒトならではの詳細な観察視点。「神の池」といいまして、「潮の引いているときだけ、お目にかかることができます」。
 「潮がひいているとき火災になっても、この池の水量で初期消火が可能とされています」。そうですか。「消防車も塩水に耐えて、たいへんですね」。



 「多くの訪問者は、土産通を歩かれますが、その先にある『町屋通』が魅力的です」。
 「神官のお住まいには、印がありますから、注意しながら歩いてみて下さい」。

 「新しい居住者をうけいれようとしないので、ながく自然がたもたれています。伝統も残っています。神様のお力です」。

 「紅葉は、島全体では最盛期をすぎてはいます。しかしですね、大聖院は今が一番の見頃です」。

 「大聖院から徒歩で、紅葉山ロープウェー乗り場まで、歩いて□□分ほどです」。「紅葉は十分に楽しめます」、「歩いてみては、いかがでしょうか」。

 「ここ(日本三景標識)から(紅葉が島で一番きれいな)大聖院まで、所要時間は20分。お二人で料金は6000えんですが」。
 さて、利用するか、いなか。「ガイドブックは、『今』を書いていなくて、平板的」。


 
 コストをかけても詳しいガイドの解説に耳かたむける?。
 「命に別状のあるところならともかく、ガイドブックがあると十分?」。

 さる中世の都で耳にした話。「観光客さんは駅の□側の店で食事をするようですが、長年住んでいる市民はね、駅の△側でなじみの店を利用していますよ-」。

編集 ペン : 日本人はガイドブックと同じ風景を見ると安心するらしいです(笑)時間が許せば自分の足で歩き自分の耳で聞く・・これが一番かと思います^^