尾道 林芙美子
 尾道 林芙美子。新日本紀行の番組のなかで、東京へ出て作家を志願するもなかなか売れず、尾道時代の恩師に書いた書簡。原稿用紙への走り書きが映像で紹介された。

 『放浪記』が評価される一年前。恩師に書くの要旨(録画をしているわけではないから、記憶で)。

  毎日が憂鬱で、憂鬱でたまりません。自殺しようか、そのことばかり考えております。

 13歳の時、行商をしていた両親が尾道に落ち着いて、いささか暮らしが安定。休みがちであった学校に通うことができ、文才を認められる。

 作家をめざして上京するも売れず、件の書簡を恩師に書く。翌年、『放浪記』を発刊、放送は「一躍、寵児となった」と、続いた。

 宛先の恩師もわかっている。全集もある。さて、その一文の個所、いずれにありや。

編集 ペン : 小説に限らず売れるか売れないか・・先が見えない仕事というのはつらかっただろうなぁっと思います。