ダチョウ 子育て
テレビ番組。砂漠の近く、雨季と乾季のある地帯で、ダチョウの繁殖行動。

 オスの縄張り争いがはじまり、屈強のボスが決定。メスの方も第一位のメスを中心に序列が決まると、紹介があった。

 卵といっても大型で、孵化にはいると雌雄交代で給仕と抱卵をくりかえしているが、そのうちに。

 ボスのオスは、序列が二位以下のメスとの間で求愛行動。で、二位以下のメスも一位のメスが抱卵している巣に卵を産む、

 見ていて女性たちは、「オスはけしからん、それにしても二位以下のメスにも巣を貸してやるとは鷹揚なモノ」。

 番組はすすむ。一位のメスは卵を孵化させながらも、巣の中の卵の位置を動かして、しきりに異動させる。「親鳥は、自分の産んだ卵を識別できるらしい」とナレーターの紹介。

 なぜか。その秘密は、天敵がやってきて孵化中の卵を食ってしまうが、そのときは外側の卵から食べ始める。つまり二位以下のメスが産んだ卵は天敵に食われ、一位のメスの卵は孵化する度合いが高いという説明。

 雛が生まれて9カ月までは危険がともなうという。この間に血のつながりがない子でも養育する。不思議な気もするが、生き延びるためにはの納得もあった、「自然のメカニズム」。