三千院

photo by pacific0035 from OCNフォトフレンド
大原・三千院。そう聞いておもい浮かべるは、女性の歩く姿と出家像。なぜ、大原は出家の女性像とむすびつくのか。

 地図で調べてみると、大原・比叡・琵琶湖は同じ方向、ただし山陵に隔てられて、公共交通機関では≪出直し≫の旅となる。
 その山陵を今はケーブルながら、徒歩で越えることができた位置、しかも見かえると、山岳からはるか都をみおろす風情となるのだと、判明。

 立ち客はみあたらないが、ほぼ満席のバスはしだいに奥深い山村にすすみ、三千院の昇り口に。
 参道の土産店を尻目に、三門にむかって院内に入る。

 広い境内、春夏秋冬の観光客を集めるのが三千院。
 さりながら、天台の修行道場配置としてはさらに奥の来迎院、勝林院、往生極楽院を管理する機能をもつ、政所として配置されたと三千院のホームページには、ある。

 ここまでは、鈴なりの観光客。しかし創建は後年、「三千院」と称したのは「明治になって」ともHPには書く。
 三千院は観光ガイドブックにお馴染み。信仰でなく、観光の客は、入り口で山院を後にする、か。