秋田銀行釧路支店
 秋田銀行釧路支店が、金曜日(1月28日)の営業をもって閉鎖、撤退することになった。

 開店は1964年。本市と秋田県湯沢市が姉妹都市になった年のことであったことになる。

 銀行支店は、秋田県人会の事務局を務めていた。いわば国衆、所衆の同郷者意識の拠点。

 一昨年であったか、地元の秋田県人会が創立100年の本を出したくらいであった。

 秋田の国衆。南大通1丁目の丘陵地にある「双眼鏡を手にした銅像」の主。北大通の茶紙店。それに、この銀行の支店。

 秋田県人の拠り所が、ひとつ消えてしまった。それにしても、店舗は解体、更地にして引き上げるという。経済の仕組みは、利益があがらなくなると撤退。なにごともなかったことになる。