道普請
古道や歴史街道を保存、持続する利用するために、ボランティア活動ですすめられる道普請。

熊野古道は世界文化遺産。自然のうえに人類の信仰、通行、自然の恵みが文化を育てる。そこを歩行する人のためには、いつでも通行可能であるように、補修や維持管理が不可欠。

高齢者やリタイヤ組ばかりではなく、若者も参加して、歩道の維持・補修が繰り返されている。多くの人の情緒と信仰が努力の支えとなり、自動車道路とは別に峻険な歩行道路が維持されている。

北海道では、歩道の自然の傷みだけが課題ではない。放置して、人跡未踏となると、通過地にすぎなかった場所に、ヒグマの定住地が成立する。結果、危うくて、近づくこと不可能に。考えておきたい。