活躍
 活躍。生涯学習講座の会場は、女性が大半を占めている。現役世代の男性がいたって少ないにもかかわらず、女性の講座参加者は積極的。

 「紅一点」「はきだめの鶴」などの慣用句が、通じない。
 多くの男性に囲まれながら、独り善戦する女性を「紅一点」というのであろうが、圧倒的多くの女性のなかに少数の男性が存在するわけだから、ここは「八方美人」というべきか。イントネーションを間違えると、意味がことなる、が。

 美術の世界。評論家の方は、最近の動向を述べる。「日展でならぶ作品をみても、作家名は圧倒的に女性名」。
 男性画家が誕生しにくく、女性が趣味の領域を高じた程度で創作活動を支えているという。
 専業画家で生活が難しいなかで、有職の画家は誕生しても、専業画家は生まれにくい。
  男性は食べていかなくてはいけないが、絵ではたべることができるかどうか、見えてこない。冒険しない。ひたすら描かない。
 かくて生業ではなく、趣味ではじまる。

 大相撲。改革が迫れている。部屋の暴力。横綱の品格。大麻吸引。最近では野球賭博。
 協会幹部は、関取・親方・行司連を一同にあつめて意見を聴取したが、応ずるものはなく、発言は数件にとどまったと、される。
 評論家がすかさず、指摘した。「意見をもとめるなら、利害関係のある男性よりも部屋のおかみさんを、集めて話を聞いたら、よい」。

 さて、さて。