ウオール街 ケネス・リッパー
 ウオール街 ケネス・リッパー。古書店で見つけた当該書。時節柄、昭和恐慌を思い出し、読むにふさわしいかと、手に取った。

 冒頭、事は1885年6月15日、ニューヨークの地下鉄階段を踏み出したと、あったように思った。1929年の話が、なぜ?。日本でいえば《明治の世》から?。

 おおいなる誤解であった。1985年を、1885年と読み頭から1929年にむすびつけて読んでいた。デーラーの取引に、パソコンが出てくるのはおかしい?。

 そのあたりから、だんだん、待てよー?(笑)。

 どうも航空株の取引に物語が発するようなのだが、少し株取引の知識がないとついてゆくのが、なかなか難しかった。再読が必要ということ。つくづく、考えた。