薫風
昨日迄は初夏の季節とは程遠い肌寒さだった。
雨降りの朝でも若葉はきらきらと光り美しい。

池の鮒や金魚達も冬をしのぎ生きていてくれた。
あれほど小さな身体でも生命力が強い。

人の世はコロナウイルス(変異)や癌で沢山亡くなり、
他人事ではない。

帰郷して一週間経っても風が冷たく感じるのは
家が古く辺りに川や海が有るからかも知れない。

春と秋に紅葉する血潮モミジが真っ赤に染まって
ざわざわと五月の風に揺れゝば季節の速さを感じる。

立夏は風薫る5月、一年で最も爽やかな季節なのに
命の重さ、生きることの大切さを一人思う。

そう思っていても長生きはしたくない気持ちもある。
夕暮れ時になると薄日が差して少し明るさが戻る。

明けて今朝、久しぶりに陽光の眩しい朝を迎える。
午前6時頃、可燃ごみを出す為に表通リへ出れば、
ふわっと暖かな空気が漂う。

日中に襖張りをしていても蒸し暑い。
この暑さは沖縄の4月上旬の暑さと同じ位だと思う。

人は我儘で暑さも寒さも嫌なもの、
近所の人も「今日は暑い!」と汗を拭きながら
暑い日は嫌という顔をして笑みを浮かべた。

地獄にも 組合が有る 別府の湯 sakura1205

編集 さくら : 沖縄は同じ気温でも湿度が高く、凄く蒸し暑いですよ。ドジョー達が生きていて良かったわ。ワンコが飼えないからね。
編集 さくら : yumacyann,
編集 さくら : 地獄の湯がある別府の川柳を思いついたの。
編集 yuma : 沖縄の暑さとは違うでしょ?金魚ちゃんたちが生きててくれて良かったわぁ
編集 yuma : あれ?絵文字が出ない。拍手したつもりだった
編集 yuma : 今日の一句 ?