緑の風
白い雲の上に後から後から白い雲が流れていた。
ふわふわっと柔らかな雲は晴れている証拠。

丸い雲はあの人の雲、
細長い雲は優しい父みたいな雲。

故郷の空港に着き、荷物を受け取り、
両手と背中の荷物を持ちながら
バス乗り場まで走った。

ほんの僅かの差でバスに乗り遅れ
タクシーに乗った。
楽をした分お財布の中身が軽くなる。

表通りから玄関まで草が伸び放題だったが、
青い血潮モミジが真っ赤に染まり美しい。

室内は、埃だらけで物が散乱し、
足の踏み場もない。

荷物を持って二階の自室に行けば、
枕が二つ並んでいたので変に思った。

一年中、私は一人で就寝しているのに何故、、
12月に彼は我が家に居た、、
悪い方に考えない様にしている。

庭の緑の若葉が柔らかく、
それが緑の風になって清々しい。

今が一年を通して一番住み心地が良い時節。
昨日の疲れが少し残って仕事が捗らない。

自然がいっぱいの故郷は住みよいけれど、
夜になれば海からの波音が寂しく聞こえる。

編集 sakura : たまたま北海道が酷暑になったのでしょう。今日は19℃と気温差が大きいです。沖縄と反対にクーラーが要らないので無い家が多いそうです。
編集 秋桜倶楽部 : 昨日の気温の北海道は怖いわね・・・
編集 さくら : yumaちゃん、ありがとう^^家はフウテンだから7月は北海道に行くそうです。又飛行機に乗るのが嫌だわ。家を留守ばかりしていたら、益々壊れちゃうでしょう。住まないとね。
編集 yuma : さくらちゃん、おかえりなさい~
編集 sakura1205 : 吉野川って聞いた事があります。海辺に住むと人が沢山居ればいいのですが夜の海は寂しいです。
編集 えんさん100 : 懐かしさが手伝っているのですね。私は吉野川から三百メートルくらいのとこです。