私が30分呆けた日
4月上旬頃だったかしら。
買物袋を両手で持って住まいに帰宅する時、
自分で持っている部屋の鍵が開かない。

部屋のチャイムを鳴らしても主人は中々出てくれなかった。
その後も玄関のチャイムを押し続け、
「早く出て下さいね。荷物が重いのだから。」

「私です!知らんふりしないで早く開けてね。」
私は暫くドアーの前に立ち、少しいらいらしてきた。

こんな事して男らしくないわ!
本当にどこまで意地悪なの!

返事もしてくれないので困り果てて立って居た。
沖縄の4月は蒸し暑さで汗が止まらない。

すると5階から降りて来た50才位の男性が、
「何階に行くのですか?ここは2階ですよ。」

その言葉を聞いた時、恥ずかしさと大人気なさに
赤面して、その方にお礼を言い上の階に上がった。

部屋に帰宅すると主人がテレビで将棋を見ていた。
今の自分の様子を彼に話すと、
「お前は呆けたのではないか?」

彼のことを怒ったことが分からなくてホッとする。
そして何より二階の部屋の方が留守だったと思う。

留守でなければチャイムを何回も鳴らし、
「いい加減にして下さい!」と怒るはず。

私を変な人だと思いながら我慢して室内に居たならば、
本当に謝罪しなければならない。

何故、階を間違えたのか、ぼーっとしていなければ、
あんな行動はとらない筈である。

こんな出来事を一度でも経験する私は本当に馬鹿である。

陽のほてり 消えて涼しき 夕まぐれ おしろい花の 
美しきかな。 sakura

編集 さくら : 寅さん、同じアパートがずらりと並んでネームが書いてないの。温泉で間違って男風呂ののれんを入って慌てて女風呂に行く時もあったの。おっちょこちょい。
編集 sakura : 秋桜さん、誉めても何も出ないの。
編集 : 軽い健忘症か?まぁ、昔から少しおっちょこちょいだから(笑 俺は間違って隣の玄関から入って、そこの奥さんや子供達に「あっ! 間違った!」って笑われた事があったわ(爆
編集 秋桜倶楽部 : さくらさんは本当に句も短歌も上手ねー!
編集 sakura : yumaちゃん、玄関の前に名前が書いてないの。同じアパートがズラッと並んでるの。セールスがうるさいので家は紙に中国語で書いてあるの^^
編集 yuma : さくらちゃんもそんな失敗あるのね~本人笑いごとじゃないけど笑ってしまった。その家が留守で良かった。
編集 sakura : あの日は水物や重い物の買物が多く、傘も持っていたと思うの。重い物を30分も立ったまま持って肩や手が痛かったですね。ありがとう^^
編集 秋桜倶楽部 : さくらさん疲れすぎなのね。