師走の風
南国も今週から風が冷たくなり、
行き交う人の洋服も晩秋に着るものに変わった。

住まいを出る時、隣の部屋の男性に初めて出会った。
タバコを吸ってとてもきつい眼をしていたが、

「こんにちは。」笑顔で挨拶をすると頭を下げて
私と顔が合い、この場を何とかしなければと焦った。

満面の笑みを浮かべて「出かけますね。」
余計なひと言を言い、出かけた。

朝6時起床し朝食の支度を済ませ、その後片づけ、
洗濯機が回っている間、しりとり回りを途中で辞める。

洗濯物、お布団を干しながらお掃除をし、
細々とした事を済ませ、昼の買物に行く。

昼食の支度をし主人が外出すれば、片づけをし、
私も外出をする。帰りに夕食の買物をする。

夕食も同じ事の繰り返し。
こんな平凡な生活のなかに幸せが有ると気付く。

濃ピンクの小さめのハイビスカスが毎日のように咲き、
一日で散っても、後から後から蕾が出て花が咲く。

20代の頃は師走の北風が吹こうと
全く寒い等と思ったことも無い。

会社で残業のない日はその足で料亭のバイトに行き、
午後11時に帰宅する時も寒さ等感じなかった。

親に料亭を建てて貰った親友との間が、
女将と仲居さんの関係になり我が惨めさを知る。

財産家と貧困の違いが人間まで変えてしまい、
いつか彼女に負けない人間になると心に誓った。

しかし、働けど働けど親友には叶わず、数年後、
彼女は7千坪もある会社社長の奥様になった。
これが玉の輿と言うのかしら。

今はどちらが幸せか判らない。
幸せは自分の心が決めるものだから。

冬風の 立ちそめにしか 湯上りの 肌に冷たき 月の光よ。
sakura

編集 sakura : 那覇市です。駅から離れた住宅街です。
編集 sakura : まこちゃん、この自己流短歌は日記で3回位、書いて居ますよ。しってる人もいます。
編集 まこちゃん : 最後の一句がいいですね、沖縄はどのあたりにお住みですか??
編集 sakura1205 : 沖縄に居ても何も幸せじゃないの。沖縄に来たらお待ちしています^^
編集 yuma : お金持ちでもそれぞれ苦労もあるみたいよ。寒い時に暖かい沖縄で暮らせてさくらちゃんも幸せよ、上見たらキリないしね。人から羨ましいと思われたら幸せだといういことだって。沖縄暮らし羨ましいよ~