春愁


沖縄は4月から「清明祭」が始まり方言ではシーミーと言い、
お墓で行う伝統行事としては一番大きなお祭りである。

伊江島では第19回伊江島百合祭りが始まる。
4月19日から5月6日迄の大型連休中に開催され、

今年は伊江島迄は行けない為、○○公園の百合祭りを見て来た。
百合の花は遠くに居ても香りが風に舞ってくる。

どんな花にも色々な香りが有るのに、
沖縄の花は菊もバラも香りが判らないほど弱い。

うらうらと春爛漫の時節に本土の桜も散り始め、
さらさら流れる川に舞い降りて花筏となり消えていく。

仄かな香りが漂う桜よさくら、なんと命が儚いの。
空いっぱいに咲き誇っていたのに散ってしまい寂しい。

桜の花のように人の命も儚くて
元気な人があっと言う間にこの世を去っていく。

春は四季のなかで一番好きな時節なのに、
物思いにふけり溜息が出てしまう。

主人は保険に加入していても私は加入していない為、
「お前も保険に入ってくれ!」過去に何度も言われてきた。

彼の心の中が判っているので
私はわざと保険には加入していない。

冬物を片づけたいけれど荷造りはまだ早い。
5日も有れば荷造りや部屋の片づけ、大掃除は間に合う。

この頃は外出しても日差しがじりじりと照り付け、
暑さで初夏がきたような錯覚を起こす。

静岡に行けば再び大掃除が待っているし、
青いサクランボの実が黄色く色づく頃。

自然がいっぱいの故郷に帰れば何が待ち受けているのか、
でも明るい気持ちで帰りたい。

今度、沖縄に来る時は本格的に引っ越しする予定でいる。

編集 sakura1205 : ハルさん、こんにちは。沖縄の花は香りが」ないのです。沖縄に引っ越すのは主人が引っ越したいと話しています。本土にアパートや貸家一軒、お墓等があります。難しい問題ですが、どうなるのか、私も良く考えます。
編集 ハル : 昔 梅肉エキスで有名な“梅丹本舗”の社長が雑誌に載せていました。≪沖縄に行った時 紫蘇の種を少し蒔いて、翌年行ってみると 紫蘇は違う物と思うほど大きく育っていましたが、香りがなかった≫と。環境って凄いですね。もう帰って来られるんですね。私からみれば「アッ!」と云う間の沖縄生活に感じます。今度は本格的にお引越しとの事、覚悟がいりますね。お寂しいですね。