白露


今日は、二十四節気の第十五、白露。大気が冷えて来て露が出来始める頃。
秋の気配が濃くなり野草に白露が宿るとの事。

野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じされ、
朝夕の心地よい涼風に幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める。

白露はあくまでも暦の季語で、実際は夏が終わり秋の始まりという感じで、
実際に日中は30度前後の暑さが続いている。

さを鹿の朝立つ野辺の秋萩に玉と見るまで置ける白露。-大伴家持
牡鹿(おじか)が朝に立っている野の秋萩に、
玉のように美しい白露がついている。

万葉集で詠んだ歌があるように、白露は露が玉のように輝く様子を言う。
今夏は、雨らしい雨が降らずに日照りが続き日中は暑さでバテそう。

利根川水系の8つのダムも渇水状態が続いて1都5県に対し
10%の取水制限をするかもしれない。

市郊外の田んぼへ行けばお米の刈り取りが始まり
辺り一面が緑から濃黄色と化し陽光にお米が光って見える。

黄金の穂 落ちてこぼれて 秋を知る。