家路 
5月にしては記録的な大雨が降った11日に上京した。
あの日は一時的に強まった夏の高気圧や
台風1号の影響もあったと思う。

5月は、地上付近は強烈な日差しが降り注ぐ為、気温が上がり、
地上と上空の気温差が大きくなるらしい。

5月は、上空の水が解けずにひょうとして降る事も多く、
農作物の管理に注意が必用になるとの事。

11日の雨の日、東京に着いた途端に主人の運転する車が
隣の左車線に入った時、後からきた新聞を積んだ車に追突された。

ガーンと衝撃が走ったので主人が車を止めて後に有る車に近づくと、
運転手さんが「横に曲がってくるから。」と怒っていたらしい。

主人は直ぐに警視庁に電話し、来て貰ったが、
雨の中を待つ事40分、その後話し合いの結果、
相手の方が保険で車を修理してくれる事になった。

「会社には言わないで下さい。」と運転手さんは言っていた。
65才になっても働く真面目そうな人でほっとする。

この事故は主人も3割くらい悪いと思った私は相手の方に
こちらも悪いのです。すみません。心の中でお詫びをした。

雨は止むこともなく肌寒い位の水曜日だった。
土、日は、街を散策して明日は我家に帰りたい。

東京下町は冬に来た時より暗く感じたけれど、
節電の為に様々な所で照明を落とし、元気に頑張っていた。

あの暗さは被災地に対する思い、
そして今迄気付かなかった街灯の灯りで自分の影を見ると
昔、銭湯の帰り道に暗い場所を急ぎ足で歩いた事が懐かしい