すずしろ(大根)
昨夜も宵っ張りをして午前0時半に眠ったと思う。
主人は、何時迄経っても眠る気配がないので嫌な予感がしていた。

今朝、彼が6時に起床したので私も走って階段を下り、
朝食の支度を済ませ、PCを開けた瞬間に彼の姿は消えていた。

今週は、お彼岸でお墓参りもある為「黙って旅行に行かないでね。」
私が言っても、いい年をして誰かに夢中になって聞く耳を持たない。

不動産関係の電話の対応に追われても、こんな暮らしに慣れ、
口うるさい人が居なくて気楽だと思うようになってきた。

近所の親友に、「主人がお餅を搗いたから食べてね。」搗きたてのお餅を
持参してくれ、優しい気持が本当に嬉しい。

昼下がりに親友のお宅にお礼に伺った頃は、暖かな日差しが降り注ぎ、
春らしい空気がふわふわ漂っていた。

姉のような彼女に遠慮もしないで、「大根を頂戴!」自分から強請り
私は、家庭菜園の大根を自分の手で一本抜いて頂いて帰った。

冬大根はとても甘みがある為、消化酵素ジアセターゼを含み、
ビタミンCも豊富だが熱に弱いため「おろし」で食べている。

夕暮れになると青空、白い雲の隙間から灰色の雲が流れて、
春に三日の晴れはなしの言葉の通り、明日は雨になる予報。