さようなら文月
何もするべき事が進まないうちに今月も終わってしまった。
腰の痛みはあるものの、主婦は何もしない訳にはいかない。

主人や次女に話してあるのに、「腰痛なんて知らないね。」と
彼はとぼけている。この家は甘え等通用しない。

朝も次女が出勤する時、生活費を入れずに威張る次女と主人で
喧嘩をしていた。主人の言う事が正しいと思っても、

私が口を出す事ではないので静観している。
そういえば、私も主人から生活費を頂いていない。

賭け事で損をした主人を次女は軽蔑していたが、
本人の気持は痛いほど判っているので気の毒で責める事はできない。

私は、珍しくタクシーで買物に行き食材を買い求め、
簡単でバランスの摂れた食事を作っている。

私は悪妻の為、貯めていた「へそくり」で買物をしている。
主人が心の中で遠慮している行動を見て、判っているから何も言えない。

失敗した事を問い詰めれば余計に機嫌を損ねるので、
過ぎた事は言わずに楽しい会話に持っていけば良いと思っている。