小春 
今日から、霜月に入ったが一点の曇りもない快晴の日中になり、
絶好の洗濯日和となる。

風も無く、ぽかぽか陽気で長袖で過しても暑く、腕まくりをしている。
眩しいばかりの太陽に、お米を刈り取った後の田園は青々と

青草の香りがして、川の水さえきらきら光って見える。
今頃になって紫外線防止の手袋や帽子をかぶっても、

私の手足や顔が日焼けしてしまい、あとの祭りかも知れない。
几帳面な主人は、長年の海外旅行、国内旅行に行った時の記録を

PCに克明に記帳し始めて四日くらいが経つと思う。
旅行ファイルも、本棚に数え切れないほど作成して大切に保管している。

久しぶりに二人で呑びりと其々の事をしながら、買物に出かけた位で
庭の池造りを手伝ったりしている間に日が暮れてしまった。

「秋の日はつるべ落とし」と言われるように、釣瓶が井戸にするっと落ちる如く、
秋の日の入りの速さを形容で使われているが、

言葉通りに、あっという間に日が沈むのが早い。
四季のなかで一番寂しい時節だが、気持を変えて楽しい日々を送りたい。