はぐれカモメ 
青空の今朝、公民館で15分、ラジオ体操をしてきた。
食べ物が無くて、声も枯れてしまったカラス。

家の窓の近くまで飛んできたカモメが一羽。
「如何したの? カモメちゃん!」はぐれカモメが再び海へ帰っていく。

流れる川の水も、すっかり秋らしく冷やゝかに見えて
さらさらと流れ、富士山は、青く立ちはだかり

薄桃色、白、オレンジ色の秋桜が、風にゆらゆら揺れて
切り取れば、すぐに枯れてしまうから、そっとしてあげる。

あのカモメのように空を飛べたらいいのに、そして、あの人の傍まで
飛んでいけたら、どんなに楽しいかと思う時もある。

カモメは可愛くて好きだけれど、私は、はぐれカモメにはなりたくない。
はぐれて一人ぼっちになる事がどんなに寂しい事か、

一人暮らしは、嫌というほど、経験している寂しがりの私である。
一人暮らしになる事は、すぐにできるけれど、

耐える事もしないで自由で楽しい道を選んでも、必ず幸福になるとは
限らない。頑張ればきっといいことが待っていると信じたい。