蝉
昨日、初めて蝉の声を聞いて、真夏だわ! と喜んでいた。
僅か1日で、一匹鳴いていた蝉が、賑やかに鳴いている声を聞く。

数多く鳴くと、うるさく感じるほど、暑苦しそうに思う。
それでも、夏に蝉が鳴かなければ寂しい。

蝉は、土に中で七年間という長い命をはぐくんで、地上にひとたび出れば
一週間で死んでしまうという悲しい運命を背負っている。

余りにも短い蝉の命、この短い一週間を蝉は、どうして生きるのだろうか。
短い命だからこそ、思いっきり大きな声で鳴いて、

自分の存在を見て貰いたいのだろうか。そんな事をふと思った。
今朝は、4時半起床。お客様が泊まっている。

最低限の事はしておこう。10時前には、次女も帰宅する。
長女、次女の姉妹仲は中に入りこむ余地もないほど仲がいい。

長女はお父さん子で昨夜も主人が散歩に行く時等、一時も傍を離れず
2時間くらい会話をしながら散歩をして帰宅した。

私には話せない大切な事を、姉妹で主人に聞いたり話したりしている。
私が間違った行動を見れば、すぐに批判の嵐が飛んでくる。

主人の心の中に入ろうとしても入れぬ私は、何て惨めな人間だろうか、
二人で過す大切な時間は、1年に何時間あったのだろうか。

自分の存在が、蝉のように短くはないが、真実を語って過した時は、
一度でも有っただろうか、彼の影には、何時も誰かが存在する。

蝉だって、短い人生を悔いのない様に生きていると思う。少なくとも
私よりは、短くても信実を語り、鳴いて笑って幸せに生きると、、、、。