青空を見つめて
長女の結婚式も終わり、一夜明ければ、清々しい青空が戻り
絶好の洗濯日和となる。

山の洗濯物を2回済ませ、ベランダでお布団を干しながら
海を見つめ、昨日の事を思い出して苦笑いしてしまう。

披露宴でカラオケ大会が始まったが、女性が誰も歌わない為、
私が勧められた時、「駄目、声が出ないので無理です!」等と言ったものの

再度、勧められ二曲も歌ってしまい、しかも振り付き、歌詞も自己流に変え、
皆様を喜ばせてしまう目立ちたがり屋。

普段はお化粧もしない地味な長女がプロにメイクして頂き、別人の様に
物凄く綺麗になり、ウエディングドレスが似合っていた。

長女を10年間、ずっと待っていてくれたお婿さんにお礼と感謝をする。
長女とは一度も同居した事が無いけれど、堅実でナィーブで頑張り屋。

お婿さんの実家へ御挨拶に行く為、今朝8時に我が家を出て行った。
是で終わったんだわ!ホッと一息つくと、主人が「ご苦労様!」と呟いた。

今日から又、今迄通りの生活が戻ってきた。遠くに眼をやれば
青々とした水田、濃緑の山々、太陽に輝き光る海、暦をめくりながら

水無月になったんだわ!思いっきり両手を広げて深呼吸をする。
爽やかな風がそよそよと吹く、静かな日曜日となる。