隠姓埋名
 自分の認識と他者の認識がずれてるのを、久し振りに思い知りました。

 WEB上から書籍などが買える通販の「Amazon(http://amazon.co.jp)」ってサイトがありますよね。
 そのAmazonでアカウントを登録していると、自分の欲しいものをリストアップして掲載できる「ウイッシュリスト」という機能が使えるのです。
 「ウイッシュリスト」は、より日本人にわかりやすいように今月「欲しいものリスト」と名前が変わりました。

 その「欲しいものリスト」では、以前からメールアドレスや名前を入れて検索すると、該当者が欲しいものリストに登録している商品のリストを閲覧することが出来ました。
 欲しいものリストに登録した日付も記録されてました。
 今何が欲しいのか最近は何に興味があるのかがリストから分かるので、僕は該当者にプレゼントを贈りたい時によく使ってました。
 だってそういうものだと思ってましたから。
 僕は「欲しいものリスト」を、自分の名前やメールアドレスを知っている人が自分にプレゼントしたい時に使う為に、遠回しにプレゼントして欲しいものを報せる為の機能だと思ってました。
 なので、自分が其の時に欲しい商品を登録して、登録した商品を自分で買うか貰うかしたらリストから削除してました。

 でも、日本人の多くは欲しいものリストを自分のBookmark代わりに使ってたみたいです。他人に見せることを意識せず、公開だという事にも気付かずに本名で他人には見せられないような類のお気に入りの商品を登録していた人がかなり居るみたいです。
 CNET Japan Staff BLOGの「密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意?(http://japan.cnet.com/blog/staff/2008/03/12/entry_25005890/)」や、asahi.comの「アマゾン「ほしい物リスト」、他人に丸見え 本名も表示(http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY200803120349.html)」を読むとそれがよくわかります。

 僕は本名で使ってるメールアドレスとHNで使ってるメールアドレスを分けていて、Amazonでは本名と本名用のメールアドレスを登録し公開していました。
 本名じゃないと僕にプレゼントを贈りたい人が見付けられなくて困るだろうと思っていたので。
 僕の認識はAmazonの認識と重なっているのだけど。どうも大半の日本人の認識とはずれてるみたいです。