紺屋白袴
 先月から母の知人のある年上の女性と色々遣り取りしていて、そこで何か相手の言い方や知識に引っ掛かる点がありました。
 相手の口調や態度も引っ掛かっていましたが、それ以上に引っ掛かっていたのは、ある仕事について述べる相手の発言の前提になる法的知識が、何か僕の知ってるその法的知識と異なる点です。
 
 何でかなぁ。もしかしたら知らないのかな。教えた方がいいのかな。
 でも、これってこんな年上の人で僕よりもその業界で経験を積んでいる人に指摘したら失礼に当たるなぁ。
 なんて、迷っていました。
 
 今日の昼、最近連絡の取れなかった母と久し振りに話したついでにその事を訊いてみたのです。
 その女性が仕事を営む為に参考にしていたのは僕の母の助言でした。
 その女性は会社を立ち上げた頃は、しつこく訊いて訊いて訊き捲くって僕の母が辟易するくらいの熱心さで知識を引き出していたそうです。
 僕の母が常識だと思っていて、その女性に事細かには教えていなかったのが原因でしたよ。
 
 それは、その業界に居る人にとっては当然、その業界の端の端の端にしかいない僕にとっても常識の範疇の知識です。
 僕が教えた方がいいのかな、とは思うけど。
 
 もうヒントはあげたから、後は自分で頑張ってくれるといいな。
 質問責めにされるのは厭です。