事故犠牲
 JR宝塚線の脱線事故関連のニュースが今もTVを賑わしていますね。
 事故が起こった当初は事故関連ニュースを避けてTVを見てました。
 知り合いの誰かが亡くなった場所を何回も何回も見たくも知りたくもないと思っていたのです。

 あの事故で僕の知り合いも亡くなりました。
 「ともだち」という程には親しくなくて、偶にメッセージ交換してるだけのただの知り合いでしたが、彼が亡くなったという事実を彼のサイトに寄せたご遺族の心情を慮ると胸が痛みます。

 あの事故では僕と同じ大学のお嬢さんも亡くなったそうです。
 亡くなったお嬢さんと僕との面識はありませんでしたが、彼女の友人が哀しそうに周囲に彼女について話すのを何回か大学付近で目にしました。
 この前メールの遣り取りしたばかりだったのに、と今にも泣き出しそうな顔で話していたあのお嬢さんの顔が忘れられません。

 連鎖してゆく悲しみ。一人の死に依る周囲の悲しみ。
 「何故人を殺してはならないのか」の答えは此処にあるのではないでしょうか。