名も無き君と名も無き僕と
 混沌の中に全てが埋もれて居るんだ。
 笑ってかわせるくらいの人間に成れて居たら良かったのに。

 鳴呼、恐らく彼女があのお嬢さんの云った変わらぬ親交を願った人なのだろう。
 多分僕も同類だと思われてるんだ。
 嬉しかったけど哀しい事である気がしてきた。