畏敬
 己より圧倒的な情報を知る人物に畏敬の念を持つのは当然だと思って居る。
 自分の其れを超える量の情報に触れている人間を常に恐れるのは自然だと思って居る。 
 だから今も僕は某人が怖いし、今も一部の知り合いは僕を怖いと謂う。己が興味を持ち関っている分野において己より多くの情報を握っている存在だから。

 此の考えは可笑しいのか?間違っているのか?誰にとって間違っている?
 僕が問い掛けて居るのはたった一人にだけ。僕の影はあのお嬢さんだけ。他者の答えなんて要ら無い。