Even a cat may look at a king.
 ある人達に久方振りに会う度に僕はネコ呼ばわりされる。
 「ネコ、また尻尾が長くなったねぇ。」と髪を引っ張られる。
 「元気だった?」とか「お前ってやっぱネコだよな。」と言われながら頭や喉を撫ぜられる。
 不意に色々された僕が「に゛っ!」とか「ふぎゃっ!」と小さく叫ぶと「ほら。ネコだ。」と笑われる。

 僕の事を陰で悪し様に言うある女のコに同様にネコ扱いされた時、妙におどろおどろしいものを感じるのは何故だろうか。
 いい加減、僕は反撃開始しても良い気がする。
 大体僕は猫では無く狗だ(謎)