2014年05月の記事


「ウーマン・パワー」
<<インドネシア>>--バリ島--


市場内の売り手も買い手も、ほとんど女性で占められている。

この状況を見る限り、男性を見掛けることが出来るのは、物珍しさで朝市の見学に出掛けた我々の旅仲間の一人と、同じように朝市の見学に訪れた旅行者だけであるように思える。

バリ島に限らず、どうも東南アジアでは、働き者の主流は圧倒的に女性なのではないかと、旅をするたびに感じるのである。

そして此処ウブドでは、朝一番の始動は、この朝市で食材や神へのお供え物を買い求める、女性達の活動から始まるのではないか、と思われるような朝市の賑やかさなのである。



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「撮影にご執心」
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旅仲間の一人が、熱心に市場の様子を撮影している。

此処に来ると、カメラを持っていれば、誰でもこの活気を呈した売り場の様子や、一杯に広げられた商品の数々を撮影したくなるだろう。

そういえば、昨晩旅仲間の飲み会で、彼は7月中旬から、約一ヶ月近く、フィンランドを皮切りに、ヨーロッパ歴訪の旅に出るとか。

彼のお嬢さんがドイツに在住している関係で、宿泊費ゼロであちこち廻れるとの事であるから、何とも羨ましき限りである。

かく言う私も、10数年前には、アメリカやイギリスに在住していた娘夫婦の所をベースにして、海外の旅を楽しんだものだが、その娘達も帰国して今は子供を持つ身だから、歳月の経つ速さを実感せざるを得ない。


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「市場に到着」
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いよいよ市場の中央に入ってきた。

市場といっても、バリ島のあちこちに有る市場とは、ちょっと様子が違うような気がする。

過去2回のバリ島訪問で訪ねた市場は、二階建てのコンクリートの建物の中に、色々な売り場が有ったものだが、此処の市場は様々な建物が入り組んでいる中に有るようで、規模がとても大きい感じがする。

場所が目抜き通りのモンキーフォーレスト通りの突き当たり、ウブド王宮の前に有るから、文字通りウブドで一番の繁華街に位置しているので、必然的に規模も大きくなるのであろう。

それにしても売る人も買い物客も、圧倒的に女性が大多数で、バリ島の活力はこれら女性のウーマンパワーに寄る所が多いのだなと、痛感したのであった。


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「市場入口」
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朝市が行われている、市場の入口に着いた。

此処は市場ではないのに、衣類などを売る露天商が店を広げている。

綺麗な建物の前だから、衣類も映えるだろうとの考えからか、市場へ通じる道路の前で商売道具の衣類や反物を売っているのだ。

何故こんな道の脇で商売しているのか不審に思ったが、市場に着いてその訳が分かった。

市場の中はかなり煩雑な様子で、周りも汚く、とうてい綺麗な反物や衣類などを売るのには、相応しくない場所だという事が、実感だったのである。


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「サッカー場」
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広いサッカー場も、早朝の南国らしく一味違った、光景を現出する。

モンキーフォーレスト通りを歩いて行くと、右手にこのサッカー場が有るのだが、もう何度となく来る度に眺めた光景なので、懐かしさを覚える。

このサッカー場の反対側には、小学校が有り、下校時には賑やかな生徒達の話し声が聞こえる。

今年はW杯サッカーの開催年、侍ジャパンの選手メンバーも決まって、いよいよブラジルで試合の幕が切って落とされる。

果たしてインドネシア・バリ島には、プロのサッカーチームが有るのかどうか分からぬが、昼間になると、このサッカー場で、プレーに興じる少年達を見ることが出来るのだ。


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「早朝の街道」
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まだほとんど人通りの無い、早朝のホテル前のモンキー・フォーレスト通りの光景である。

こんな光景を見ると、日本の昔の街道のような雰囲気が漂い、懐かしさを覚える人も居るのではなかろうか。

そんな感じがするのは、高い建物が無く、高くても三階建てまでの、平屋が続いる景観に起因しているのだと思う。

古都を保存するために行政が、椰子の木よりも高い建物を建ててはいけない、という粋な規制をしている事が、観光地としての必要性を徹底して守らせている要因と言えるであろう。

昼間は車やバイクでごった返すこの目抜き通りも、こんな早朝だと全く趣を異にするから、早起きをして得した気分になるのである。


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「夜明け前」
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カジャネ・ホテル前の早朝の光景。

ホテル前の、ウブドのメインストリートであるモンキーフォーレスト通りも、まだほとんど人通りや車の走る姿は見受けられない。

ウブドに到着して、夜のスアラ・サクティのジェゴグを見た翌朝は、早朝から毎日開かれている、ウブド王宮前の朝市を見学しようと、皆で早起きをして散策に出掛けた。

朝市が行われる市場は、ホテルから歩いて15分くらいの所に有る。

ホテル前の景色は、夜が白み始めて赤く染まり始めた空が、幻想的な光景を呈していた。

此処ウブドでも24時間営業のスーパーが有り、煌々と明かりが灯るさまは、日本と変らないなと実感した。



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「ジェゴグに挑戦」
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ジェゴグの演奏会が終了後、音の迫力に挑戦した。


こうして演奏と舞踊が終了後は、誰でもジェゴグを叩く事が出来るのだ。

この太い孟宗竹を刳り貫いて調音した打楽器は、巨大な楽器のため、本来は打楽器奏者が、横に渡した板の上に乗って腰掛けて演奏するのである。

これを膠で固めたバチで叩くと、お腹に響くような重低音がするのである。

高音を出す楽器は、細い竹で調音してあり、全てこの竹の打楽器だけで、演奏が成り立つのがジェゴグなのである。



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「おじゃま虫②」
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楽団員の要望に応えて、彼等の真ん中に移動してカメラに応えた自分である。

最初は遠慮して脇に座ったが、段々と大胆になり、踊り子達の真ん中に居座ってしまった。

流石にこれには、観客の中から笑い声が起こった。

正に旅の恥は掻き捨ての言葉を、地で行っているといった行動であろう。

それにしても、踊り子達が、真面目な顔をして手を合わせているのに、一人で笑顔でVサインを出している自分は、何と浮いている事かと、後でワヤン君が撮ってくれた写真を見て、赤面した次第である。

我ながら、良い年をして一体精神年齢は幾つなのかと、自問自答したくなるアクションではある。



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「おじゃま虫」
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旅仲間の一人に継いで、舞台に上がった私の様子。


矢張り観衆が居る中で、舞台に上がって踊り子達と記念写真を撮るのは、かなりの勇気がいる。

こんな様子をワヤン君が私のカメラを持って、写してくれた。

彼女達は、毎度の事で慣れているようだが、こちらは初めてだからちょっと照れ臭い。

しかし、彼女達にしてみれば、サービスの積りで、観客の誰かが舞台に上がって一緒に写真を撮ってくれるまで、こうして手を合わせて待っているのである

従って誰も上がらないのは逆に失礼だとばかり、半分は奉仕の精神の積りで、観客のシャッターに応えるべく、勇気を奮ってチャレンジした次第である。



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「エンディング」
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公演が終了すると、出演した踊り子が全員勢揃いして、観客に感謝の意を現す。

こうして見ると、矢張り圧倒的に女性ダンサーの方が多いようである。

そう思いながら、彼女らを眺めていると、一向に退場する気配が無い。

どうやらワヤン君の話だと、この踊り子達と一緒に舞台に上がって、記念写真を撮られたら如何かと言う、サービスのようである。

驚いたことに、日頃はどちらかと言うと、行動が控えめな我々の旅仲間の一人が、さっと舞台に上がり踊り子達と一緒に記念撮影をしたのである。


ワヤン君が、私もどうぞと言うので、旅の恥は掻き捨てとばかり、舞台に上がった次第であるが、その写真は後ほどご紹介しよう。


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「巨大なジェゴグ」
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今まで見たことの無い、巨大なジェゴグの演奏である。

過去2回バリを訪れて、ジェゴグの演奏もその都度見たが、こんな巨大なジェゴグは、見た事も聞いた事も無かった。

恐らく、このスアラ・サクティの楽団が始めて取り入れた、最新の打楽器なのであろう。

最近は、音響機器も発達し、重低音から超高音域までCDなどで再生して聞けるようになったから、この巨大なジェゴクから発する重低音も、録音・再生するすることが出来るのではないだろうか。

巨大な孟宗竹で作られたこのジェゴグは、まるでパイプオルガンのようだなと、驚いたのであった。



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「ジェゴグの演奏」
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ジェゴグの演奏をする、上半身裸の楽団員たちの姿。

本来ジェゴグとは、バリ島西部のヌガラ地方で演じ始められた、巨大な竹のガムランのことを言うのである。

従来から有るガムランが、金属で作られた打楽器を叩いて演奏するのに対して、ジェゴグの打楽器は、高音から低音まで、全て竹で出来ているのである。

だから、ガムランが金属的な音を出すのに対して、ジェゴグは柔らかい音を出すが、巨大なジェゴグは、長さが4メートル近くも有り、お腹に響くような重低音を味わうことが出来る。

ジェゴグとガムラン、どちらもバリ島を代表する楽器であるが、同じ打楽器を中心とした演奏でも、まったく異質の音楽を楽しむことが出来るから、甲乙付け難いのである。



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「目と手の演技」
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踊り子の一人をアップで捉えてみた。

まだ若い踊り子だが、こうしてメーキャップを施し、アップで踊る姿を捉えると、妖艶な感じがする。

彼女の舞台から降りたスッピンの姿は、一体どんな感じなのだろうかと想像してみた。

恐らく、普通の女の子と変らない、十代のあどけなさが残る姿に戻ることであろう。

何かのテレビで見たが、彼女らは普段はまだ恥じらいの残る少女であるが、一旦舞台に上がって踊りだすと、何かに憑かれたように、魂が篭り変身するのだという。

それにしても、良く動く目と、しなやかな手である。



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「ジェゴグ・チャンプル」
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かなり暗い舞台の中で、蝋燭の光だけで踊られる、ケチャ風ジェゴグ。

新進気鋭のスアラ・サクティ楽団によるケチャとジェゴグを混ぜ合わせた、新しい試みの踊りである。

ケチャはご存知の如く、バリ島で昔から踊られている、猿の群集を模したケチャ・ダンスの事である。

通常は、楽器などを一切使わずに、裸の男達のチャ・チャ・チャ・チャと言う掛け声だけで踊られるのであるが、此処ではジェゴグと、笛、そして人の掛け声をミックスして、踊られていた。

チャンプルとは「混ぜ合わせる」の意味であり、日本でも沖縄料理のゴーヤ・チャンプルなど、ゴーヤと豚肉などを混ぜて作られた料理などで知られている。

チャンプルは、中国風に言えば、チャンポンの事であり、言葉とは長い歴史の中で、他国から伝承したものが多いようである。

ほとんど薄暗い舞台なのであるが、ストロボを炊いて撮影した。



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「水牛レースの踊り」
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男性3人、女性4人の混成の踊りである。


今度は、相棒のK氏に似た踊り手が、3人の農夫の先頭を踊っている。

この女性達は、田を耕す水牛に見立てており、これから水牛を使ったレースを展開すると行った設定である。

農夫達は、腰に挿した鞭を使って水牛を追い立てる様を、踊りの中に取り入れるのである。

農夫と水牛に見立てた女性との、踊りの掛け合いが面白く、のどかな田圃の中で繰り広げられる、農作業の余暇を利用したレースの様子を、想像して見るのも面白い。

踊りの最後には、二人の男性が一人の男性を担ぎ上げて、鞭を振りながら水牛である女性を追い掛けて退場するのである。


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「農夫の踊り」
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この踊りは、男性だけで踊る農夫の踊りである。


男性も女性の踊り子に負けずに、しなやかな手足の動作で踊るが、様々な農作業をする仕草が、デフォルメされて、踊りの動作の中に組み込まれていて、中々見応えが有る。

私の隣りに座って居た仲間のIさんが、「あっ、Kさんが踊っている」と声を出したので、良く見ると二番目で踊っている男性が、私とずっと長年一緒に旅をしている相棒に、なるほど良く似ているなと驚いた。

と同時に、Kさんにメーキャップをさせて、躍らせたらどんな格好で踊るのかと想像したら、とても可笑しくなってしまい、笑が止まらなくなって、ほとほと閉口したのであった。


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「優雅に②」
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「鴨の踊り」を踊る踊り子の一人を、アップで捉えた。

バリ・舞踊の特徴は、目の動きと相俟って、手の動きや足の動きの、しなやかさや優雅さ、そして体の柔らかさが挙げられるであろう。

良くこんなに指先が反り返るものだと、真似をする自分の指先と比べながら、つくづく感心する。

彼女達は、物心付く3才頃から、こうした踊りの仕草を毎日の訓練で、厳しく教え込まれるのだと聞く。

小さい時から、たゆまずに訓練を受ければ、体の柔らかさやしなやかさは、大きくなっても維持出来るのは、体操の選手などを見ても分かることであろう。


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「優雅に」
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5人の女性が優雅に踊る「鴨の踊り」の一シーン。


池の中を優雅に泳ぎ回る鴨の姿を擬人化して、静かに踊る様は、見ていて幻想の世界に誘う。

この楽団の有難いことは、舞台の袖に踊る演目の題が、日本語と英語で書かれていることである。

日本公演もしたことの有るジェゴグの楽団だから、日本語で題名を書く様にしたのだろうが、こうしてもらうと、何を踊っているのか良く分かるのである。

この優雅で煌びやかな踊りも、バリを訪れる度に、様々な楽団の同じ踊りを鑑賞したが、王宮に仕える宮女達の踊りかと思っていたものだが、日本語の題名を見て始めて「鴨の踊り」と分かったのである。


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「大きな目」
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ウェルカム・ダンスを踊る先頭の踊り子のズームアップ。

バリダンスをご覧になった方はご存知だと思うが、この大きな目玉を顔を動かさず、踊りながら左右に動かしたり、片目をつぶったりするのが、バリ・ダンスの特長であろう。

この目の演技は、大きな目を持つバリ人ならではの迫力であろう。

こんな事を言うと不謹慎だが、先頭の彼女より、二番目に居る女性の方が色が白く、顔も整っていて美人なので、そちらの方も撮りたいと思ったが、中々先頭に現れず、上手く撮れなかった。

我々の旅仲間は勝手なもので、良い年をして、自分の好みの女性は右から何番目だと言い合っているから、いい気なものであるが、それもバリ・ダンスを鑑賞する楽しみの一つかもしれない。


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「ウェルカム・ダンス②」
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こちらが客席正面の席に陣取った、私のアングルから撮ったウェルカム・ダンスの様子。

ジェゴク(竹の打楽器を中心とした、バリ独自のオーケストラ)の演奏では、特に大きな孟宗竹で作った打楽器の重低音が腹の底に響く感じである。

このジェゴグの楽団は、スアラ・サクティと言い、日本公演に来日したことも有る新進気鋭のメンバーである。

楽団員も踊り子も若いメンバーで構成されていて、特にダンサーはほとんどが10代の男女である。

このウェルカム・ダンスは、どんな楽団であっても、必ず最初に踊られる踊りであり、歓迎の意味と、舞台を清める意味が篭められていて、神に奉げる篭の中の花びらを撒きながら踊られるである。

最後に彼女達は、舞台から降りて、退場するのであるが、居眠りをしていた仲間の一人は、ダンサーの一人から花びらを顔に撒かれたといって、皆で大笑いした。


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「ウェルカム・ダンス」
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ジェゴグ公演の、最初に踊られる歓迎の意のウェルカム・ダンス。

いよいよジェゴク(竹の打楽器を中心とした、バリ独自のオーケストラ)の演奏が始まった。

このジェゴグの楽団は、スアラ・サクティと言い、日本公演に来日したことも有る新進気鋭のメンバーである。

楽団員も踊り子も若いメンバーで構成されていて、特にダンサーはほとんどが10代の男女である。

このウェルカム・ダンスは、どんな楽団であっても、必ず最初に踊られる踊りであり、歓迎の意味と、舞台を清める意味が篭められていて、神に奉げる篭の中の花びらを撒きながら踊られるである。

私が陣取った席が中央であったため、先頭の女性しか撮ることが出来なかったので、友が撮った写真をお借りした。


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